【上田市周辺】環境省が公式Xで紹介!長和町の「黒曜の水」は汲みに来る人が絶えない名水です。
2024年11月22日に、環境省が公式Xで長和町の「黒曜の水」を「おいしいと評判の名水」であると紹介していました。「名水広場」に引かれている、その「黒曜の水」は無料で汲み放題です。
(1)「黒曜の水」とは
長和町は本州最大級の黒耀石の産地として有名ですね。和田峠の周囲の森に降った雨は、黒耀石の岩盤で濾過されて、一部は湧き水となります。
(2)「黒曜の水」が名水とされる理由(出典:環境未来株式会社)
土壌や岩盤のミネラル成分が溶けると、地下水の硬度が増します。日本の地形は急峻で水が地下にとどまる時間が短いため、軟水が多くなります。
また、ほとんどミネラルを地下水に溶出しない地質もあります。「黒耀の水」は硬度17という超軟水です。参考までに東京の水道水は硬度60前後の軟水です。
(3)「黒曜の水」でおいしくなる料理(出典:アクアクララ公式サイト)
☆ご飯(炊飯)
硬水よりもふっくらして、ほどよい粘り気のおいしいご飯になります。
☆和風だし
かつお節や昆布などの和風だしには、硬水よりも軟水が適しています。軟水は水分の浸透性に優れているため、素材の風味を活かした料理が可能になります。
☆コーヒー
カルシウムやマグネシウムといったミネラルの濃度が低い軟水がコーヒーにもおすすめです。(出典:全日本コーヒー協会)
「名水広場」のすぐ横で、土日のみ営業している食堂では「黒曜の水」を使ったラーメンやコーヒーが味わえます。
(4)日本酒は硬水・軟水それぞれの良さがある(出典:沢の鶴公式サイト)
日本酒の仕込み水に硬水を使うと、輪郭のはっきりした、キレのある日本酒になる傾向があります。有名な兵庫・灘の宮水は硬度100です。
一方、軟水で造った日本酒は、やわらかくまろやかな口あたりになる傾向があります。上田市の信州銘醸では、「黒曜の水」を使った酒造りをしています。
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