【上田市】さながら「プロジェクトX」的な秘話。50年前、「食の安全性」にこだわる挑戦が始まりました。
「これがハムと言えるのか!」
「色が悪い!」
画期的な商品なのに、スーパーで販売を始めた当時は返品の山また山、でした。
いろいろな肉を混ぜて作るハムが主流だった、1970年代。食品加工に使われていたチクロに発がん性がある、と大騒ぎになったりした時代です。
「なるべく自然なままのハムやソーセージを食べたい。」という消費者団体からの依頼をきっかけに、信州ハムが独自に研究を始めたのは1973年のこと。
2年後の1975年に、無えんせきハム「グリーンマーク」が完成します。
しかし、売れ行きは芳しくありませんでした。食の安全性を大事にする考え方は、まだ一般的ではなく、また従来のハムとかなり異なる色合いだったことも影響したようです。
(グリーンマーク商品の肉の色が茶色いのは、発色剤などを使っていないからです。お肉をしゃぶしゃぶしたとき、ピンク色ではなく茶色になりますよね。)
社内からも「こんなに返品されてしまう商品を、どうして売ろうとするのか。」という声があがったそうです。
それでも、当時の久保専務は信念を曲げませんでした。他社と同じことをするのではなく、独自の道を突き進んだのです。
そしてグリーンマークシリーズは発売50周年を迎え、今年から5月4日は信州ハム「グリーンマーク」の日として登録されました。
50周年記念プレゼントキャンペーンも始まっています。LINEからも応募可能になりました。詳しくは公式サイトをご覧ください。
応募期間は2025年5月1日(木)から6月30日(月)までとなっています。
(取材協力:信州ハム株式会社)
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