【上田市】日本初だった商品が20年の歳月を経てジャパン・フード・セレクションでグランプリに輝きました。
「日本の気候では作れない」が常識でした。
町田社長に伺ったお話では、玉井フルーツが本格的にドライフルーツ作りをスタートしたのは2004年のこと。
高温多湿な日本ですが、上田地域は全国的に見ると晴天率が高く降水量が少ない、ドライフルーツ作りに適した気候です。
そして何より、素材(原料)となる果物が豊富で、なおかつ高品質でした。かつて蚕都と呼ばれた上田市は、多くの桑畑を果樹園にしてきた歴史があります。
扇状地など果樹栽培にうってつけの地形が広がっている、この地域の果物のおいしさには確証がありました。そこで、「地域の新たな可能性を見出したい」と食品添加物を使わないドライフルーツ作りに着手しました。
乾燥機だけで作ったドライフルーツと比較し、工程の最後に(少雨を逆手にとった)天日干しをすることで角が取れ、とても丸い味に。時間はかかりますが、唯一無二の美味しさが生まれます。
この「上田流」は、国産ドライフルーツのパイオニアと評されてきました。それから20年。試行錯誤を重ねてきた味を、町田社長は地元への「おもい」を込めて「作品」と呼びます。
玉井フルーツは2025年現在、Unity 0268 Shopで購入可能な数々の作品の他に、OEM(相手先ブランド)商品の製造もしています。
ここで名前は出せませんが、食通なら誰もが知っているであろう、東京の高級果物店もOEM委託者だそうですよ。
玉井フルーツの作品「信州果実のドライフルーツ すもも」がグランプリを受賞した、ジャパン・フード・セレクションは今回が第87回。
2万3千名のフードアナリストによる日本初の食品・食材評価制度で、公正・中立な審査体制と厳格なファイヤウォールによる商品評価で知られています。
Unity 0268 Shopで手にとれる商品ラインナップは、定番のぶどうやりんごの他、いちご、ラ・フランス、あんず、桃、キウイ、プルーン、ミニトマトなどなど。
このUnity 0268 Shopは「商品ではなく、背景にある地域を売る」がコンセプト。東御市の「里山のくらし商店」で製造・販売している100%天然の柿酢も購入可能です。
総ポリフェノール量は一般的な穀物酢の約11倍、カリウム含有量は黒酢の約7倍もあるという柿酢。
ショップ2Fの「たまカフェ」では、コラボ商品として「柿酢をブレンドしたドリンク」も飲めますよ。
さらにUnity 0268 Shopには、チーズ工房カプレットの商品も。
ヤギの搾乳・チーズ製造が5月から再開し、フレッシュタイプは5月中旬から、シェーブルタイプは下旬から販売予定です。
玉井フルーツ店(Unity 0268 Shop)はこちら↓