【上田市】見慣れた風景や街並みが詰め込まれた映画「わたのはらぞこ」の、印象的なロケ地とエピソードを紹介します。

「ここって、あの場所?」「エッ? 家のすぐ近くじゃん!」

見覚えのある街並みや風景が次から次へと登場するので、最初は頭がそっちにいってばかりでした。

別所線の鉄橋

画像提供:信州上田フィルムコミッション

上田の街を歩いていると、「わたのはらぞこ」のポスターをあちらこちらで見かけますよね。前作「距(へだ)ててて」で、週刊文春CINEMAの「期待の監督5人」に選出された「点と」のお二人が、地域のお店などを地道に回って掲示協力をお願いしていました。

街角のポスター

お忙しい、その広報活動の合間に「わたのはらぞこ」にまつわるエピソードなどを伺ってきました。

ロケ地情報のフライヤー

◆脚本よりも先に、上田ロケが決まっていた

Q なぜロケ地に上田を選んでくださったのですか? 

A 前作「隔ててて」を上田映劇で上映していただいたことをきっかけに、上田の街と深く接するようになって、「上田で映画を作れないかなぁ~」と考え始めました。

海野町商店街

画像提供:信州上田フィルムコミッション

できるかどうかわからないけれど、とにかく上田に何度も通って、知り合った皆さんに話を聞いて、ロケ地の下見にあちらこちら行ってみて、手ごたえを感じました。それからシナリオを書いて、クラウドファンディングに挑戦しました。

鴻の巣

◆最重要ロケ地だった岩鼻

Q その「手ごたえ」を感じた場所は、どこだったのですか?

A 数年前の、くじらの化石発見のニュースがネタ元なので、大昔このあたりが海だったことがわかる、鴻の巣や岩鼻に行きました。昔の姿を想像しただけで、とてもワクワクしました。

岩鼻

本格的に撮影を始める1年前ですが、俳優2人と一緒に「上田 道と川の駅 おとぎの里」に行って、手持ちカメラで仮撮影してみました。「向こうは海」と指さすシーンが成立したら、作品としていけるのでは、と考えました。

上田 道と川の駅 おとぎの里

◆どうしても入れたかったロケ地(1)

Q 作品にどうしても入れたかったロケ地がもしあれば、理由を教えてください。

A 菅平のダボスの丘ですね。岩鼻と同じで、本格的な撮影の1年前に「いいロケ地がある」と案内してもらいました。

菅平のダボスの丘

画像提供:信州上田フィルムコミッション

夕方の光がとてもキレイで、あまりにも気持ちよくて、絶対に作品に入れたいと感じました。

ダボスの丘

画像提供:信州上田フィルムコミッション

◆どうしても入れたかったロケ地(2)

東京にいるあいだ、上田についてリサーチしていて見つけた「ニュービーナス」もです。昔からの常連客の皆さんが書き込んだノートがあると。

ニュービーナス

画像提供:信州上田フィルムコミッション

現在だけではない、いろいろな時間軸が感じられる映画にしたいと考えていたので、ピッタリの場所でした。

ニュービーナスの店内

ニュービーナスの店内に貼られていました。

TV関係者のサイン色紙
ザ・昭和の雰囲気を色濃く残す喫茶店「ニュービーナス」。壁にはTSB、SBC、ABN関係者のサイン色紙がズラリと …

◆どうしても入れたかったロケ地(3)

不可欠という意味では、やはり「犀の角」と「上田映劇」も。上田という場所の独自性を強く感じていましたから。

犀の角

Q 他の街と比べて、何が特別なのでしょうか。

A どちらも「居場所づくり」をしていますよね。文化・芸術施設でありながら、福祉的な活動もしていらっしゃる。なぜこんなに素敵な、草の根的な活動があるんだろう? と。

犀の角

Q 他の都市では、似た活動をしていませんか?

A あるとは思います。でも上田ほど本格的に、しかも複数箇所でゆるやかに連帯して活動している例を他に知りません。

犀の角

◆今後のスケジュール

いよいよ2025年8月1日(金)から上田映劇で先行上映がスタートします。8月2日(土)から4日(月)には、トークイベントやスペシャルライブもありますよ。

映画関連イベントのフライヤー

画像提供:信州上田フィルムコミッション

上田への溢れんばかりの愛を感じる「わたのはらぞこ」、ぜひ映劇でご覧ください。

絵葉書

画像提供:信州上田フィルムコミッション

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