【上田市】2026年が節目の公開50周年。市内各所でロケが行われた「犬神家の一族」は日本映画の金字塔とも言われます。
日本映画史に残る名作「犬神家の一族」。1976年版と2006年版があり、2026年はメモリアルイヤーとなります。

信州上田フィルムコミッション作成のロケ地マップ
この名作、2本とも上田市内各所がロケ地となりました。1976年版は認定ウエダキネマにもなっています。今回、関係者様のご協力を賜りロケ地情報をまとめてみました。
◆常田の旧北国街道
1976年版と2006年版ともに、通りの向こうから金田一耕助(石坂浩二)が歩いてくるシーンで始まります。この通りは科野大宮社の前から北西方向に伸びている、旧北国街道です。
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◆保命水
1976年版では坂口良子が、2006年版では深田恭子が演じた、那須ホテルの職員・はる。金田一が「はる」と出会う場所が、柳町にある菱屋(武田味噌)の前です。
保命水の前から、はるが西へ向かって歩いてきます。
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◆森文~岡崎酒造のあたり
柳町のメインストリートでは、数多くのシーンが撮影されました。2006年版のロケの様子を収めた写真数枚が、森文の店先に掲示されています。(2025年8月現在)
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◆上田蚕種株式会社
1976年版と2006年版ともに、金田一が参考人として連行された那須警察署としてスクリーンに登場します。
事務棟の内部も、警察署内として撮影に使用されました。
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◆信濃国分寺
2006年版で金田一が、仁王門の方から本堂の方向へと坂道を駆けてくるシーンが撮影されました。
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◆藤原田
2006年版で、犬神家の裏門として登場していた場所。佐清を連れ帰った松子を、竹子と梅子が迎えるシーンです。
現在はセレクトショップ&カフェ「仮庵」の建物です。
門に続いている長い白壁の前を、やはり金田一が駆けていくシーンもありました。
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・F様、詳細な情報のご提供、誠にありがとうございました。